3月5日に開催される東京マラソンのエリート出場選手が26日、発表された。

男子では2時間4分56秒の日本記録保持者の鈴木健吾(富士通)が参戦。昨年大会で日本歴代2位の2時間5分28秒をマークした好相性のコースで、記録更新に挑む。

大迫傑(NIKE)は当時の日本記録(2時間5分29秒)を出した20年大会以来の出場。2時間6分台の持ちタイムを持つ土方英和(旭化成)、昨年10月のシカゴマラソン6位の細谷恭平(黒崎播磨)、井上大仁(三菱重工)らが名を連ねた。

海外からは2時間3分36秒の自己記録を持つシアイ・レマ(エチオピア)、2時間4分台のバーナード・コエチ、サイブリアン・コトゥトゥ(ケニア)らがそろった。

大会は日本記録樹立を狙う設定を採用する。ペース設定を2時間4分30秒として、ペースメーカーもワンペースに絞る。これまでは世界記録も視野に入れた複数の設定を用意したが、パリ五輪選考会となる今秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)へ向けて変更した。早野忠昭レースディレクターは「日本新記録の樹立を狙うとともに、海外勢と勇敢に戦うことで、2時間4分台、5分台のフィニッシュタイムが、少しでも多く出てくるような走りを期待しております」とコメントを寄せた。