陸上の世界選手権に出場した日本選手団が19日、モスクワから帰国の途に就き、男子400メートルリレーで6位入賞した17歳の桐生祥秀(京都・洛南高)は「また世界に行こうという気持ちになった。今回の経験はプラスになると思う」とリラックスした表情で話した。

 大学進学を希望する桐生は、来年は世界ジュニア選手権(米国)の100メートル出場を目指すという。2010年には200メートルで飯塚翔太(中大)が優勝しており「自分も頑張って(金メダルを)取りたい」と意欲を示した。今後は10月に東京国体の100メートルを走る予定。

 男子マラソン5位の中本健太郎(安川電機)や川内優輝(埼玉県庁)は別の航空機でモスクワを離れた。