モスクワで開催されていた陸上の世界選手権に出場していた男子マラソンや、男女短距離陣が20日午後、成田空港に帰国した。

 2時間15分35秒で、前回の韓国・大邱大会と同じ18位に終わった川内優輝(26=埼玉県庁)は、力不足をあらためて口にした。苦手の暑さは「26度だったので何とかなった。暑さよりも」と話し、敗因として挙げたのが2つ。「さらに追い込まないといけない。実業団の選手と話して、すごい(距離を)走っていることが分かりました。もっと追い込まないと」と、同じ言葉を繰り返した。

 もう1つが、レース展開の見極め。「(スローペースで進んだ後の)5キロ過ぎの上げ下げに、ついていってしまった。あれほど言い聞かせていたのに、無駄な走りだった」と敗因を分析した。

 今後は9月の英国でのレース(10キロ予定)や10月のメルボルン、11月のニューヨーク・シティーなどのフルマラソンを予定している。