<全国高校バスケット選抜優勝大会:東京成徳大高86-76山形商>◇女子準決勝◇27日◇東京体育館

 女子の山形商(山形)は東京成徳大高(東京)に惜敗。3年連続の3位決定戦に回った。

 「準決勝の壁」に、またも阻まれた。3年連続の準決勝。山形商・高橋仁監督(52)は「昨年と一昨年は4強入りでバンザイしていた。でも今年は本気で決勝を意識した」と話す通り、第1Qを25-24とリード。だが第2Q、相手の身長184センチの長身センターを意識しすぎてシュートを外し続ける。三度目の正直は、ならなかった。

 国体では、東京成徳大高のメンバーを中心とする東京代表に66-88で敗れた。「前より差は詰まったと思う」と武田灯(3年)。昨年の今大会終了後の合宿では高橋監督に「(当時の)3年生と違って可能性がないね」と厳しい言葉を掛けられた。28日の3位決定戦が高校最後の試合。佐藤綾香主将(3年)は「笑って終われれば」と話す。史上初の3年連続3位も偉業には違いない。【三須一紀】