森凪也(26=Honda)が7分38秒98の日本新記録で優勝した。ラスト200メートルから追い上げて、ホームストレートで先頭争いをしていた3位の柴田侑(城西大)と2位の井川龍人(旭化成)を一気に抜き去り、2014年に大迫傑がマークした7分40秒09の従来の日本記録を上位3人が上回るハイレベルのレースを制した。
「日本記録を狙っていた。ラスト1周を通過した時点でこれは日本記録が出ると思った。残り200メートルで無理かなと思ったけど、スタミナとスプリントを強化をしていた成果を出せた」と森は満足げにレースを振り返った。昨年9月の世界選手権東京大会で5000メートルで初出場して「5000、3000の第一人者ということを少しずつ認識してきた。もっと上にという気持ちになった」という。
オフの基礎トレーニングでは短い間隔で速いペースで20秒間走る練習などでスプリント力を磨いてきた成果が出た。3000メートルは五輪非種目で本命はあくまで5000メートル。日本記録は15年に大迫がマークしている13分8秒40。「日本記録より目線を上げて、13分5秒あたりを狙って走りたい」と、森は11年ぶりの更新に自信をのぞかせた。

