ロシア陸上界の組織的なドーピング問題で、国際陸連のディアク前会長が現職当時に不正に関与したと世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が認定したことに、陸上男子ハンマー投げの五輪金メダリスト、室伏広治(ミズノ)は15日、「悲しみと怒りを感じる」と述べた。
国際陸連選手委員も務める室伏は「選手も国際陸連を信頼して試合に出ている。こういうことがあると不安の声が上がる」と指摘。「信頼を回復できるよう、ロシアや国際陸連が生まれ変わるように願っている」と訴えた。
スポーツ庁の鈴木大地長官は「スポーツの根本を揺るがす大きな事件。全てを出し切って姿勢を改めてもらいたい」と徹底した調査を求めた。2020年東京五輪・パラリンピックに向け、国内の反ドーピング態勢を強化する意向も示した。
国際陸連理事で日本陸連の横川浩会長は報告内容を「ショッキングなものだった」と受け止め、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)の浅川伸専務理事は「組織の健全化を達成しない限り、社会の信頼は得られない」と国際陸連の改革の必要性を強調した。



