団体世界ランク2位の日本は、1次リーグB組第4戦で同18位に3-0のストレート勝ちし、無傷の4連勝となった。

 1番手の福原愛(27=ANA)が世界ランク76位のサウェタブットを3-1で下すと、2番手の伊藤美誠(15=スターツ)は、同83位のコムウォンに3-2と苦戦しながらも勝利。3番手の浜本由惟(17=エリートアカデミー)も、同143位のケートクアンを3-1で退けた。

 日本はすでに決勝トーナメント進出を決めているが、2日の1次リーグ最終戦ドイツ戦に勝てば1位通過となる。

 浜本は高いトスを上げる独特なサーブで最初のポイントを奪うと、第1ゲームを11-9で競り勝って落ち着いた。出番直前のベンチで福原に「安心して戦っておいで」と背中を押され「心の支えになりました」と感謝。第3ゲームを8-11で落としたものの、冷静なプレーが光った。「すごく暑い日で試合前の調整がうまくいかなかったので、不安だったけれど、勝ててよかった」と笑顔を見せた。

 村上恭和監督も「“タイ”苦戦だったかな? そんなことないか」と冗談を言うほど上機嫌。浜本に対しても「ハマちゃんらしいプレーだった。ぶっちぎるタイプではないが、コツコツ、地道に、時々めちゃくちゃ打つ。精神的にも不安なところがなくなった」とたたえた。