前回準優勝の土浦日大(茨城)が、北陸学院(石川)に敗れる波乱があった。

 土浦日大は第1Q16-27、第2Q15-17といずれも北陸学院にリードされる展開に、びっくりした様子。第3Qに22-16と追い上げ、7点差で最終Qに入ると、序盤には58-62と4点差まで迫ったが、そこから失速した。

 U-18(18歳以下)アジア選手権準優勝メンバーでエースの杉本天昇(3年)が18得点に終わり、本来の調子を出せずじまい。試合終盤に15点差をつけられると、終了1分39秒前にはベンチに下がった。

 佐藤豊コーチは「ディフェンスの足が止まった。何であんなことになったのか」とがっくり。「4点差まで追い付いた時に休んでしまった。あそこでもうひと踏ん張りすれば、勝負になった」と悔やんだ。

 「どういうフォームから(3点シュートを)打つとか、杉本のことをよく研究していた。杉本がああなっては勝てない。あれ以上出すとかわいそうなので替えた」と同コーチ。チームの得点パターンに持ち込めなかったことに、天を仰いだ。