20年東京五輪で実施されるスポーツクライミングのユース日本代表が17日、常翔啓光学園(大阪・枚方市)での合宿を公開した。

 今月のリード・ジャパンカップで女子2連覇を果たした森秋彩(あい、13=茨城県連盟)らが参加し、4月に完成したばかりの施設で練習を行った。

 東京五輪では登った高さを競うリード、速さを競うスピード、リードよりも短い複数ルートで競うボルダリングの複合種目で争われる。日本で3カ所しかない国際基準を満たしたスピード壁を備える同校の施設は貴重で、リードのトップ選手である森も「5回目」とスピード歴の浅さを明かしながらトレーニング。「スピードはなかなか(練習)できない。スピードでも戦えるようにして、東京(五輪)では表彰台に上がれる選手になりたい」と意気込んだ。

 合宿は18日まで行われる。