世界ランキング46位の杉田祐一(28=三菱電機)の快進撃が止まらない。3回戦で同32位のカレン・ハチャノフ(21=ロシア)に6-7、6-3、6-3で逆転勝ちし、4大大会に次ぐグレードのマスターズ大会初の8強進出を果たした。

 準々決勝では同11位のグリゴール・ディミトロフ(26=ブルガリア)と対戦する。対戦成績は杉田の1敗で、昨年のロジャース杯1回戦で7-5、6-7、4-6で敗れている。

 杉田は今大会、1回戦で同16位のソック(米国)を7-5、6-4のストレートで破る金星を挙げ、2回戦では同54位のソウザ(ポルトガル)を3-6、7-6、6-1で下し、3回戦に進出。錦織圭(27=日清食品)の欠場を受け、「彼が戻ってきた時に、日本のテニス界が盛り上がっているように(自分が)頑張りたい」と話していたが、3回戦でも身をもって示した。