スピードスケート女子短距離のエース小平奈緒(31=相沢病院)が30日、来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪の出場枠を争うW杯への出発を前に、羽田空港で取材に応じた。

 オランダ・ヘーレンフェインでの第1戦から、米ソルトレークシティーでの第4戦まで全てに出場する予定で「それぞれのリンクでの学び、発見を積み上げていきたい。世界の選手が集まり、自分のレベルも分かると思う」と話した。

 500メートルでは昨季から国内外の出場16レースで全勝中。10月末の今季初戦、全日本距離別選手権でも自身の国内最高記録を0秒14更新する37秒25をマークするなど、五輪での金メダルに期待が高まる。「レース中にどれだけ自分と向き合えるかをテーマにやっていきたい」と意気込みを語った。