東地区3位の仙台89ERSが、今季初の100点ゲームで西地区4位の広島に大勝した。ホーム連勝も今季初。新外国人のオルー・アシャオル(29)はスペイン、フランス、日本のbjリーグ時代を通じても自己最多38得点。B1復帰へ、巻き返しの1勝となった。

 第1クオーター(Q)でいきなり6失点スタートも、第2Qでは16連続得点などで大差をつけた。11リバウンドなど、攻守に活躍したアシャオルは「ホームで連勝は気持ち良い。ゲームを楽しむ中で、ボールをしっかり動かせたので得点も多くできた」。相手の得点源不在をつき、高さを存分に生かした。

 だが、89失点した守備の課題は明確だ。後藤敏博ヘッドコーチ(51)は「内容は良くない」。相手に速攻を許す場面も多く、アシャオル以外にリバウンドを拾う選手も少ない現状に不満顔。次節は11日から山形ワイヴァンズとアウェー2連戦。「借金がまだ1つあるので、早く貯金したい」と、首位秋田ノーザンハピネッツを追う。【鎌田直秀】