スーパーラグビー(SR)の日本チーム、サンウルブズの18年シーズンメンバーに日本代表主将のフランカー、リーチ・マイケル(29=東芝)が加入した。

 18年から代表と指揮官を兼任するジョセフ・ヘッドコーチ(48、HC)が4日、都内の記者会見で26人のメンバーを発表。「強い顔ぶれを選ぶことが出来た」と自信をのぞかせ、17年シーズンまで強豪チーフス(ニュージーランド)で活動していたリーチについて「代表ではキープレーヤー、サンウルブズではクオリティーの高い選手の1人だ」と期待した。

 19年W杯に向けて、より“日本代表色”が鮮明になった。リーチの他、新加入のロック姫野やWTBレメキら日本代表キャップを持つ16人が選出された。ジョージア代表46キャップのフッカー、ブレグバゼらも新たに加わった。SRの参戦1年目が1勝(全18チーム中最下位)、2年目が2勝(同17位)だったが、ジョセフHCは「トップ5」を目標に掲げた。「達成すべきゴール。(代表とSRの)一貫性を持たせて、2つのチームに学び勝つ楽しさを与えたい」とチーム力の向上を誓った。

 プロップ稲垣は「サンウルブズで結果を残すことが代表につながる。(例年6月、11月の)テストマッチが少ない中、強豪チームと戦えることは大きなメリット」。2季ぶりに復帰したWTB山田は「(ハイランダーズを優勝に導いたジョセフ)監督のもとでプレー出来る喜びがある。これまでの画用紙を真っ白にして、監督色に染めたい」と話した。