卓球女子の石川佳純(24=全農)が準備でも世界一を目指す。5日、都内で行われたIT会社「シスコシステムズ」とのアンバサダー契約締結会見に出席した。

 同社のIT技術を活用して球質や打球速度、コースの割合などが分かるようになる。遠隔地では動画を用いてコーチと情報共有して対策を練ることが出来、この日はコーチである母の久美さんと練習映像を見てアドバイスをもらった。

 石川は「海外を転戦するので大きな武器が増えた。(ライバルの)コース取りの癖や戦い方を見られるのはうれしい。自分も良い時と悪い時のパターンをデータ化してもらってレベルアップしたい。準備でも世界一になりたい」と気合を入れた。

 同社は男子の張本智和(14=エリートアカデミー)ともアンバサダー契約を締結した。石川は「若い選手だけど才能もあり努力家。東京五輪へ向けて刺激も受けているし、チームメート。一緒に頑張りたい」と笑顔で話した。