世界44位の大坂なおみ(20=日清食品)が同5位のカロリナ・プリスコバ(25=チェコ)を6-2、6-3で破り、4強進出を決めた。準決勝では同1位のシモナ・ハレプ(26=ルーマニア)と対戦する。

 立ち上がりの第1ゲームで相手ミスでいきなりブレークチャンスをつかみ、ダブルフォールトであっさりとブレークすると、第5ゲームではラリーで圧倒してブレークし、リードを広げた。第6ゲームで初めてブレークピンチとなったが、連続ウイナーとエースでしのぎ、第1セットを先取した。

 第2セットは第4ゲームまでブレーク合戦が続く熱戦。第5、6ゲームは互いにキープし、第7ゲームで大坂がラリーで圧倒し4ポイント連取してブレーク。第9ゲームもブレークして世界5位を撃破した。

 大坂は1回戦で元世界1位のマリア・シャラポワ(30=ロシア)を6-4、6-4で下し、2回戦でも元世界2位のアグニエシュカ・ラドワンスカ(29=ポーランド)を6-3、6-2で撃破し、連続して大金星を挙げた。3回戦でも同100位のサチア・ビケリー(22=米国)に6-3、6-3のストレート勝ち。4回戦では同58位のマリア・サカリ(22=ギリシャ)を6-1、5-7、6-1のフルセットで破り、8強に進出。強敵プリスコバ相手の試合前には「自分のやるべきことに集中できればいい試合になる」と自信をのぞかせていた。