柔道女子日本代表が18日、東京・味の素ナショナルトレーニングセンターでラグビー女子日本代表候補と合同練習を行った。

 柔道場でラグビー選手からボール回しやタックルなどの基礎を指導してもらった。女子52キロ級の阿部詩(17=兵庫・夙川学院高)は「(強烈なタックルを受けて)『バンッ』とトラックが当たったような受けたことがない感覚だった。体幹の強さは勉強になった」と振り返った。

 ラグビーとの合同練習は柔道女子の増地克之監督が試合での延長戦対策として「心肺機能を高める上で有効」と考えて、ラグビー側に申し入れて実現した。昨年はレスリングとの合同練習や柔術のトレーニングを導入した。阿部は「寝技で使える部分が多い、レスリングももう1回やってみたい」と熱望した。

 午前練習後は急きょ、昼食をともにする“女子会”も行われた。