国別対抗戦「ネーションズリーグ」に参戦しているバレーボール日本女子代表が21日、愛知・スカイホール豊田で最終調整を行った。

 翌22日から米国、ベルギー、オランダとの3連戦に挑む。練習後に会見した中田久美監督(52)は「いろんな選手にチャンスを与えながら、今できることを精いっぱいやりたい。切磋琢磨(せっさたくま)をして、もちろん結果にもこだわって試合をしたい」と話した。

 ブラジルラウンドでは1勝2敗。指揮官は「今のチームにとっては意味のあるブラジル遠征だと思う」と言う。1-3で敗れたブラジル戦は完全アウェー、1-3で敗れた。「大歓声の中でベストのパフォーマンスを出す難しさを経験したことない選手もいた。得たものがもあったと思う」。開幕2連敗を喫したが、3戦目でドイツには勝利を収めた。「勝たなければ分からないこともある」と言う。サーブやレシーブなどミスの多さは反省材料だが、悲観はしていない。

 同大会は国際バレーボール連盟(FIVB)が男子の「ワールドリーグ」、女子の「ワールドグランプリ」に代わる大会として今年から新設されたもの。男女とも16カ国が参戦して王座を争う。1次リーグは1回戦総当たり方式で争い、6カ国による決勝ラウンドで優勝チームを決定する。