日本ボクシング連盟に対し、都道府県連盟の幹部や歴代オリンピック(五輪)選手ら333人から告発状が出されている問題で、渦中の山根明会長(78)が2日午前、フジテレビの電話取材に応じ、そのもようが同日、同系「プライムニュース イブニング」で放送された。その中で、同会長は「テレビを見たってウソばっかりや。全部がウソや」と告発状の内容を全面否定した。

 山根会長は過剰接待について「あいつらは連盟から要求の文書が来た言うていますけど、出したことはありません。僕は改革をしている人間ですから一切望んでいない。VIPの部屋も要求していない。甘露あめとかおちょくったこと、言ってもらっては困る。120円ですよ」と語った。

 騒動発生後初の全国大会となる全国高校総体は1日、山根会長が病欠する中で開会式が行われた。その際、特製の革製ではなく、パイプ椅子が壇上には用意されていたが、山根会長のために豪華な椅子が用意されたことが問題視されている。同会長は「大きな椅子も要求した覚えは一切ない。勝手に開催県がしている機嫌取り」と語った。

 山根会長によると、高校総体3日前にポリープは取ったという。「体調は大丈夫やで。インターハイの3日前や。8個取った。最初は行くつもりがあったが出血があった」と語った。その上で全国高校総体の閉会式は「行かない。俺が行く、行かないは俺の勝手や。全部ウソやね…だから、受けて立つ」と強気に言い放った。