トップリーグのヤマハ発動機は19-0で豊田自動織機を破った。開幕戦(9月1日、対コカ・コーラ)前最後の練習試合だったが、スーパーラグビーのライオンズから新加入したNO8クワッガ・スミス(25)が活躍し、チームとしての手応えをつかんだ。

前半18分、右サイドゴール前のラインアウトから攻めてSH吉沢文洋(26)が先制トライを決めた。同28分には、スミスが密集から相手ボールを奪取し、好機をつくった。ボールを持っては、力強い突破でゲインを続けた。

南アフリカ代表で16年リオデジャネイロ・オリンピック7人制銅メダリスト。実績十分なスミスは「ヤマハのスタイルに忠実にプレーし、良いプレーができた。(状態は)まだ80%くらいだよ」と話し、さらに調子を上げる自信を示した。【大野祥一】