関大に「大輔効果」だ。フィギュアスケート女子で平昌五輪4位の宮原知子(20=関大)、シニア2年目の白岩優奈(16)、今季シニアデビューの紀平梨花(16)が7日、大阪・高槻市の関大たかつきアイスアリーナで練習を公開した。

今季を迎えるにあたっては、4年ぶりに現役復帰する10年バンクーバー五輪男子銅メダリスト高橋大輔(32=いずれも関大KFSC)と一緒に練習する機会が急増。3人を指導する浜田美栄コーチは「すごくいい先輩が戻ってきてくれた。いいお手本になる。日頃の練習でも、ハリがより出てきた」と高橋の復帰による効果を口にした。

「浜田組」の3人にとっても、大先輩の滑りは参考になる点が多いという。宮原は「曲がけ(曲をかけての通し練習)を始めて、踊り出した瞬間に世界が変わるのを練習でも感じる。これを試合で滑るので『ぜひ見たいな』と思って、いつも見ています」。白岩は「曲かけが始まると(自分の)練習をやめて、見ちゃう。たくさんのことを学んでいます」と笑顔を見せ、紀平も「ステップが本当にすごい。たくさん見て、学んでいます」と目を輝かせていた。