ショートプログラム(SP)首位で、平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)銀メダリストの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)がフリー172・05点の合計276・20点で3連覇を果たした。

上半身が白、下半身が黒の衣装で新フリー「月光」を実戦初披露。冒頭の4回転サルコーが乱れたが、続く4回転フリップをこらえ、4回転トーループも成功させた。

中盤はトリプルアクセル(3回転半)で転倒するなど、完璧な演技とはいかなかったが、今季のルール改正で30秒短縮された4分の演技を体験。演技後は右膝に手をつき、疲れた表情を見せながらも笑顔だった。

3年連続で国際大会初戦にロンバルディア杯を選び、現地ベルガモでの人気も急上昇中。収穫と課題を手に、ジャパン・オープン(10月6日、さいたまスーパーアリーナ)を経て、グランプリ(GP)シリーズ第2戦スケートカナダ(10月26~28日、ラバル)へと進んでいく。