【パリ=吉松忠弘】世界7位の錦織圭(29=日清食品)が、最終セット、0-3から驚異的な逆転劇で、大会5年連続で4回戦進出を決めた。同32位のラスロ・ジェレ(セルビア)を6-4、6-7、6-3、4-6、8-6の4時間26分の死闘で下し、次戦では2年ぶり3度目の8強入りをかけ、同38位のペール(フランス)と対戦する。

会見での主な一問一答は次の通り。

-最終セット0-3の時は

錦織 自分自身の経験で、2ダウンで5セット目を始めたことがなかったので動揺した。

-どうやって挽回したか

錦織 相手が良かったので、それが続くとは思わなかった。1ポイントずつ取っていくしかないと思っていた。

-負けたと思ったか

錦織 多少はかすめた。また(5セット試合の)レコードに傷がつくのかなともよぎった。

-5セットに強いのは、ご自身でなぜだと思うか

錦織 ご自身でも分かっていないので。大事なのは最後まであきらめないこと。

-4時間26分を戦って、体の方は大丈夫か

錦織 疲れてる。早く終わらないかなと考えながら、インタビューに答えている(笑い)。でも、たぶん大丈夫。

-第2セット4-2リードで、40ー0から落とした。あそこは

錦織 今日、一番、忘れたいところ。最も反省しないといけない。ああいうところをきっちり取れていれば、3セットで終わっていたかもしれない。