スノーボード五輪連続銀メダリスト平野歩夢(20=木下グループ)の冬夏五輪出場に向けた世界への挑戦が始まる。スケートボードの東京五輪予選を兼ねるデュー・ツアーが12日(日本時間13日)、米カリフォルニア州ロングビーチでスタート。スノーボードでは同ツアーで準優勝している平野は、同日のパーク男子予選でスケートボードの国際大会にデビューする。

同予選には、バートで一昨年のXゲームを制した芝田元(23)や日本選手権2位の永原悠路(13)ら日本勢4人が参加。64人中上位10人が14日(同15日)の準決勝に進出する。笹岡建介(20)ら昨年の世界選手権13~27位と争い、上位12人が15日(同16日)の準決勝に進出。ストリートが本職ながら昨年世界選手権6位に入った堀米雄斗(20)ら世界上位12人と計24人で16日(同17日)に8人で行われる決勝進出を争う。

日本が強さをみせるパーク女子は昨年世界選手権優勝の四十住さくら(17)や準優勝の中村貴咲(19)ら6選手がシード。予選から出場する3人と合わせて9人が出場する。ストリート男子には昨年のSLSで3勝した堀米や5月のSLS開幕戦で決勝進出を果たした白井空良(17)らに加え、ワイルドカードで出場するアジア大会優勝の池慧野巨(18)ら計6選手。同女子には世界選手権優勝の西村碧莉(17)ら6選手が出場する。

今大会は東京五輪出場を争うワールドスケートの五輪ポイント付与対象。パークは7月14~19日に中国・南京で行われる「国際オープン」、9月10~15日にブラジル・サンパウロで行われる世界選手権も対象となる。ストリートは5月にあったSLSなど5試合が対象に指定された。パーク、ストリートともの東京五輪出場枠は男女各20人で、1カ国最大3人。世界選手権上位3人を除き、17人は五輪ランキングで決定する。