レスリングの世界選手権(9月、カザフスタン)選考会となる全日本選抜選手権は14日、2人の五輪女王が争う女子57キロ級の抽選を行い、オリンピック(五輪)4連覇の伊調馨(35=ALSOK)とリオデジャネイロ五輪金メダリストの川井梨紗子(24=ジャパンビバレッジ)が順当に進めば決勝で対戦する組み合わせとなった。15日にリーグ戦、16日に準決勝以降が行われる。

出場が7人のため、リーグ戦を経た後に4人でトーナメントを実施するノルディック方式が採用され、昨年の全日本選手権覇者の伊調は第1シードで予選B組となった。花井瑛絵(至学館大)、坂上嘉津季(ALSOK)と同組。第2シードの川井は予選A組となり、浜田千穂(キッコーマン)、南條早映(至学館大)、沢葉菜子(至学館大)と同組となった。

全日本選手権優勝者が今大会も優勝した場合は世界選手権代表に決定。そこで表彰台に上がれば東京五輪代表に決定する。もし優勝者が異なる場合はプレーオフ(7月6日)を行い、世界選手権代表を決める。

伊調と川井は過去、伊調の4勝1敗で通算5度目の対戦となる。