20年東京五輪に向けて、夢のペアを結成だ! 男子テニスで、18年全豪ダブルス4強、ウィンブルドン同8強のマクラクラン勉(27)が、20年東京五輪で、錦織圭(29=日清食品)との「勉×圭(べんけい)」ペア結成を志願した。

マクラクランは、ダブルス専門家で、ツアー通算4勝のダブルスの日本のエースだ。3日、ウィンブルドンは1回戦で敗れたが、その後の会見で、「いいペアになると思う。コンビネーションもばっちり」と、錦織とのペア結成を熱望した。錦織とは、18年ゲリーウエバーオープン(ドイツ)で1度だけ組んだ経験がある。

錦織も、ジュニア時代は、06年全仏ジュニアのダブルスに優勝している。プロ転向後は、シングルスに専念していたが、今年に入り「試合数をこなしたいのと、ネットプレーの練習にもなる」と、ダブルス出場を増やした。その最終目標として「東京五輪でダブルスに出たい」と意欲を燃やす。マクラクランも「錦織君から聞いている」と、ダブルス出場の話はしっかりと進んでいるようだ。

東京五輪のテニスの出場権は、20年6月8日発表の世界ランキングで決まる。ダブルスは、ダブルス世界ランキングでトップ10の選手は、300位以内の自国選手を指名でき、ペアを組んで出場できる。それ以外は、シングルスかダブルスの高い方のランキングをペアで合算し、その合計が少ない順から選ばれる。