中学、高校の教師らとスポーツが持つ力を考える「VICTORYスポーツフォーラム2019」(主催・日刊スポーツ新聞社ほか、特別協賛・トンボ)が5日、都内で行われた。4年連続となった今回はフリースタイルスキー・モーグルの上村愛子さん(39)、バレーボールの狩野舞子さん(30)、サッカーの城彰二氏(44)、新体操の畠山愛理さん(24)が学生時代の体験談を語り合った。

98年W杯日本代表の城氏は鹿児島実高時代を振り返り「技術的な指導はほとんどされず、自分で考えないといけなかった。今は昔より情報が入って、与えてしまう指導者が多い」。五輪5大会出場の上村さんは、長野・白馬高時代の担任を思い「一生懸命やっているのを認めてくれた」と感謝した。

司会を務めたスキー・ノルディック複合の荻原次晴氏(49)は4人と指導者の関係を引き出し、約150人の参加者とスポーツの価値や指導法を再確認した。