世界7位の錦織圭(29=日清食品)が2年連続の8強入りだ。過去9戦全勝で、同58位のククシュキン(カザフスタン)に、今大会初めてセットを落としたが、6-3、3-6、6-3、6-4の2時間43分で勝ち、68年オープン化(プロ解禁)以降、ウィンブルドンで2度ベスト8に入った初の日本男子となった。準々決勝では、33年佐藤次郎以来、86年ぶりの大会日本男子4強入りをかけ、大会最多8度の優勝を誇る同3位のフェデラー(スイス)と対戦する。対戦成績は錦織から3勝7敗。ウィンブルドンでは初対戦となる。主な一問一答は次の通り。

-今日の試合を振り返って

錦織 思ったよりもタフな相手だった。ウイナーがすごく取りづらくて。最後は我慢で勝てた。

-すごく声が出ていた

錦織 今日はしっかり試合を戦った充実感があった。そして、ここから最高の選手たちとやり合わなくてはならない。

-どこがやりづらかったか

錦織 バウンドがほとんどしない。止まったりもする。低いボールなのでウイナーも取れない。

-最後、おじぎをしていたが

錦織 2日前、(ジュニアの望月)慎太郎がやっていて、えらいなと。インスパイアされました。

-次はフェデラーとの戦い

錦織 勝てると思ってますけど。もちろん、対等とは思ってないが、以前より怖さはない。

-どうやって戦うか

錦織 強いのは強いが、向かっていくだけ。自分の力を出し切りたい。

◆ウィンブルドンは、WOWOWで7月1~14日、連日生中継。WOWOWメンバーズオンデマンドでも配信。