ショートプログラム(SP)首位のアリョーナ・コストルナヤ(16=ロシア)がフリーもトップの159・45点と他を圧倒し、合計236・00点でGPデビュー戦優勝を果たした。同門で平昌五輪(ピョンチャンオリンピック)金メダルのザギトワ(ロシア)は216・06点の2位となり、19・94点差をつけた。
またもやロシアの新星が輝いた。コストルナヤは冒頭で大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に2回転トーループをつけ2・29点の加点を導くと、続いて再度3回転半を2・63点の加点で成功。3つのスピン、ステップは全て最高のレベル4で、今季シニア1年目ながら高い完成度を披露した。
「ここでは、良い演技をすることができて、クリーンな演技ができて、とてもうれしいです。ただジャンプもスピンも、もっとこれから完成させていきたいと思っています」
今季のGPシリーズは第1戦スケートアメリカでシェルバコワ、第2戦スケートカナダでトルソワが優勝。いずれもエテリ・トゥトベリゼ・コーチから指導を受け、今季がシニア1年目だ。同門の2人に負けじと、コストルナヤも続いた。シェルバコワとトルソワは4回転ジャンプを操り、自らは今季3回転半を初成功。大技の重要性については冷静な口調で分析した。
コストルナヤ ショート(プログラム)の後も言いましたけれど、やり方は2つ。今、11~12歳の女の子たちが4回転をポンポン跳んでいるようになって、自分もそれをマスターするか。あるいはコストナー(イタリア)の滑りのようなものをマスターするか。その両方のやり方があります。コストナーは本当に美しく、人々の心を奪うような気持ちが入った演技で、すべての動作が完璧でした。
スケーティング技術や表現力にジュニア時代から定評がある16歳も、シニアに新しい風を送り込んでいる。(松本愛香通信員)
◆アリョーナ・コストルナヤ 2003年8月24日、ロシア・モスクワ生まれ。ザギトワらを担当するトゥトベリゼ・コーチの指導を受け、同国のトップアスリート養成学校「サンボ70」で練習する。18年ロシア選手権ではシェルバコワ、トルソワに続く3位に入り、ジュニア3人で表彰台を独占。18年ジュニアGPファイナル優勝。151センチ。


