バドミントン女子ダブルスで8月の世界選手権2連覇を果たした永原和可那(23=芽室町出身)と松本麻佑(24=札幌市出身)が3日、札幌・北ガスアリーナ札幌46で行われたS/Jリーグに出場。所属する北都銀行の一員として第1試合(女子ダブルス)で相手ペアを2-0で下した。地元開催でチームの開幕2連勝に貢献し、現在日本勢2番手に位置するオリンピック(五輪)レースに弾みをつけた。北広島市出身の高畑祐紀子(21)もヨネックスの一員として試合に臨んだ。

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北広島市出身の高畑祐紀子も、地元で勝利を飾った。ヨネックスの一員として第1試合に桜本とのペアで出場し、相手を2-0で下した。18年正月以来の里帰り。地元開催で父や中学の恩師が見つめる中で成長した姿を披露し「地元の人が来てくれている前で良いプレーを見せられた」と喜んだ。

中学卒業後に北海道を離れ、リオ銅の奥原らを輩出した埼玉・大宮東高に進学。監督宅で下宿をしながら実力をつけ、2年の総体女子ダブルスで準優勝を遂げるなど才能が開花。160センチの小柄で前衛を担当し、俊敏性と高いゲームメーク能力が武器。社会人3年目の昨年は女子ダブルスで世界ランク10位まで成長した。この日チームは敗れたが、ナガマツを追う若手筆頭株は「目標のパリ五輪で金のためにも、この(東京)五輪レースを大事にしたい」と先を見据えた。