テニスの4大大会、全米オープン(ニューヨーク)で、2度の4大大会優勝を誇る世界9位の大坂なおみ(22=日清食品)の準々決勝は、8日午後7時(日本時間9日午前8時)に開始となるセンターコート夜の部の第1試合となった。第4シードの大坂は、同93位のシェルビー・ロジャース(米国)と対戦する。

大坂とロジャースの対戦成績は、何と大坂の0勝3敗だ。それも、大坂は1セットも奪ったことがない。直近の対戦は17年4月のボルボカーオープン(米チャールストン)3回戦。すでに3年以上対戦がなく、すべての対戦は大坂が急激に力をつけた18年より前だ。

17年の対戦当時、大坂は世界49位で、ロジャースは52位。現在の大坂とは、実力が比較にはならない。大坂自身も「あまりはっきりと覚えてないが、かすかな記憶では、いいサーブとリターンを持っていたと思う」と、記憶はおぼろげだ。ロジャースが、準々決勝でクビトバ(チェコ)に勝った試合の終盤を少しだけ見た。ただ、「コーチとよく話してチェックしたい」と、気を引き締めていた。

 

◆大坂対ロジャース対戦成績

13年米レキシントン(ツアー下部大会)2回戦 ●0-2 大坂

15年米オスプレー(ツアー下部大会)2回戦 ●0-2 大坂

17年ボルボカーオープン3回戦 ●0-2 大坂