東京五輪代表に内定している荒井祭里(19=JSS宝塚)が、貫禄の4連覇を飾った。予選を318・80点で1位通過。決勝ではさらに得点を挙げて343・60点で優勝した。17年からの連続優勝を「4」に伸ばした。女子高飛び込みでの4連覇は95~98年樋口まゆみ以来22年ぶりとなった。

荒井は、V4が決まって涙を見せた。大会2週間前に腰を痛めて満足な練習ができなかった。「あまり飛べない状況で緊張していた。勝ててよかったです」とにっこり。技の難易度よりも美しい入水、完成度を武器とする。「すごくいい演技は(決勝の)1本目だけだった。細かいところまでやれれば360点ぐらいいくと思う。今季は350点を安定してとることが目標。あと6点足りませんでした」と反省も忘れなかった。【益田一弘】