日本ラグビー協会は5日、全国大学選手権で適用している大会規則を公表した。新型コロナウイルス感染拡大による不測の事態に備え、以下のルールが定められている。

公表内容は以下の通り。

大会出場チーム決定後、及び大会期間中において、出場予定チームの関係者に感染者が発生し、選手不足やチームの母体団体の判断等により、チームとしての大会参加が不可能となった場合、以下の対処を行い、可能な限り大会を成立させるための対応をする。ただし、チーム関係者の安全と健康は最大限考慮されるべきもの。その前提が守られる場合においての考え方となる。

◆該当チームの初戦開始前に出場が不可能となった場合

〈1〉各所属地域リーグの下位チームの繰り上げ出場を検討する。ただし、下部リーグ降格チーム、及び入れ替え戦出場チームを除く。

※リーグ戦の1位、2位、3位チームが出場するケースにおいて2位チームの出場が不可となった場合は4位チームが繰り上げ出場。4位チームも出場不可の場合は5位チーム。

〈2〉〈1〉の対応を取れない場合は、出場が不可能となったチームを不戦敗扱いとし、対戦チームに次戦出場権を与える。

〈3〉複数チームの参加が不可能となり、大会の継続が妥当でないと判断した場合は、大会を中止することもある。

◆該当チームの初戦終了以降に出場が不可能となった場合

〈1〉出場が不可能となったチームを不戦敗扱いとし、対戦チームに次戦出場権を与える。

〈2〉複数チームの参加が不可能となり、大会の継続が妥当でないと判断した場合は、大会を中止することもある。