2連覇を目指す桐蔭学園(神奈川)が、前回大会に続き決勝の舞台にたどり着いた。

前半11分、ロック青木が敵陣22メートルラインから走り込み、先制トライを決めた。だが、点の取り合いになり、前半終了間際に追いつかれ、12-12で折り返した。

後半3分、速いパス回しから1年生FB矢崎が受け取り約20メートルを走り込みトライ。突き放すと、同6分、ゴール前でフランカー小池、SH伊藤、青木とオフロードパスでつなぎ追加点を奪った。さらに、同23分、30分とキックパスに反応した矢崎がトライを決めハットトリック。決勝進出を確実にした。

藤原秀之監督は「1対1は勝てなかった。最後に修正して点を取れたと思う」と語った。

3日の準々決勝では、前回決勝で対戦した御所実(奈良)を50-7と圧倒。強敵を次々に撃破してきた王者が、戦後6校目の連覇にあと1歩と迫った。

◆大会連覇 過去に8校が達成。戦後(26回大会以降)は5校で、秋田工(27~29回=3連覇、31~32回、35~36回)目黒(52~53回)相模台工(73~74回)啓光学園(81~84回=4連覇)東福岡(89~91回=3連覇、90回は桐蔭学園と両校優勝)。戦前は3校で、同志社中(3~7回=5連覇、9~11回=3連覇)京城師範(13~15回=3連覇)撫順中(21~22回)。

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