男子は14年ソチ五輪団体銅メダリストの清水礼留飛(27=雪印メグミルク)が2連覇を果たした。1回目96メートルで首位に立つと、2回目は距離を落とす選手が多い中で92メートルと踏ん張り、着地後には大きくガッツポーズ。昨年新型コロナの影響で中止となった同大会を、19年に続いて制した。「2本とも内容が良かった。次はラージヒルで優勝したいですね」と笑顔だった。

女子で初優勝した岩佐明香(24)は「今日で少し元気になった」。1回目は最長不倒の100メートルを飛んだ。ジャンプにつながる一連の動作を試行錯誤し今季国内3勝目。「この冬で得た感覚を春につなげるためにも、1戦1戦こだわってやっていきたい」と力を込めた。