15歳の女子プロレーシングドライバーで、デンマークF4選手権2シーズン目に臨んでいるJuju(本名・野田樹潤)が、今季初優勝を逃して悔しがった。

3~4日、同国パドポークパークで第10~12戦に出場。予選を3位で終えると、第10戦は2列目3番手スタートから2位。第11戦はニュータイヤを温存し、想定通り3位フィニッシュで第12戦のポールポジションを決めた。だが、第12戦はスタート直後に車両右側面のカウルが浮き上がるマシントラブルが発生。そのまま走り続けたが白煙が上がり、応急処置後にコースへ戻ったものの、続行不能で無念のリタイアとなった。

2週前のレースからトラブルが続く展開に、Jujuは「最初の2レースは我慢してニュータイヤを温存していたので、とても残念です。今年はなかなか勝たせてもらえないですね。きっとこれも、自分を成長させてくれるために、意味のあることなんだと思います」。次戦は18日、リング・ジュルスランドで第13~15戦が行われる。昨季はデビュー戦で優勝を飾ったが、もがいている今季。悔しい思いを勝利への糧にする。