18年平昌オリンピック(五輪)銀メダリストの宇野昌磨(23=トヨタ自動車)が、来月中旬にも拠点のスイスに戻ることを明らかにした。

初日の練習を終えて現地とオンラインで取材対応。スイス人のステファン・ランビエル・コーチと再会を果たし「実際に見てもらうと違う」と振り付けなど直接指導の良さを実感。「(11月14日までの)NHK杯が終わり次第、スイスに戻って、ともに練習したい」と話した。今月の同コーチ来日は実現しなかったが、来月には一緒に拠点へ帰って演技を磨いていく。

今大会のショートプログラム(SP)は「オーボエ協奏曲」を舞う。しかし、ランビエル氏が手掛けたマイケル・ジャクソンの「アース・ソング/ヒストリー」を演じる可能性も残されており、いまだSPは暫定のままという。「正直まだ考えてない。どちらもすごくいいプログラム。ただ、もう1つの方はステファンに作ってもらったんですけどスイスに行くことができなかったので、どうしても試合でやるには手直しが必要なのかなと。という事情もあり、試合に向けては『オーボエ』を。1年間、アイスショーで滑っているので、すぐできるかなと。とりあえず『オーボエ』をメインでやっていって、ふとした時に、もう1つの方をやるかもしれないです」と変更する可能性も、あらためて残した。

男子SPは日本時間の23日午前11時25分から、フリーは24日の午後0時10分から行われる予定となっている。【木下淳】