シニア1年目ながら22年北京五輪金メダル候補に挙げられるカミラ・ワリエワ(15=ロシア)が、衝撃的なグランプリ(GP)シリーズデビューを飾った。同じロシアのアリョーナ・コストルナヤ(85・45点)に次ぐ、SP世界歴代2位の84・19点を記録。演技後は笑顔を見せて、客席のファンに手を振った。

申し分ない内容だった。冒頭のトリプルアクセル(3回転半)は両手を挙げながら成功。3回転フリップ、ルッツ-トーループの連続3回転とジャンプを全て決めきった。

18年平昌五輪はシニア1年目のアリーナ・ザギトワ(ロシア)が金メダルを獲得。同じエテリ・トゥトベリゼ・コーチに指導を受ける15歳が、今季の女子フィギュア界の中心的存在となりそうだ。