関西大学ラグビーは4日に最終節2試合(たけびしスタジアム京都)が行われ、優勝が決まる。6戦全勝で23季ぶり優勝に王手をかけた京産大は、全敗の関学大と対戦。2日は同大学内で練習を公開した。

今季から指揮を執る元日本代表SOの広瀬佳司監督(48)は開幕前、学生に「周囲からどう見られたい?」と問いかけたという。同監督は「多くの選手が『ひたむきさ』と答えた。大西先生(元監督)が48年近くをかけて作り上げてきた文化を変えずに日本一を目指す」と誓った。家村が負傷欠場するSOには近大付出身で3年の西仲を起用し、広瀬監督が「関西では1番」と評するのがFW第3列(福西、三木、藤井)の守備力。“ひたむき”なタックルで、まずは関西制覇をつかむ。

◆優勝の行方 全日程を終えた近大(6勝1敗=勝ち点29)と京産大(6勝=同27)の2校に絞られた。勝ち点29で並べば直接対決で勝った京産大が優勝で、関学大戦は勝ち点2以上が必要。引き分け以上なら無条件で、敗戦でもボーナス点2(4トライ以上、7点差以内の敗戦)を得れば優勝。もう1試合の同大-天理大は勝った方が3位。