ショートプログラム(SP)首位の三原舞依(22=シスメックス)が17年以来、5年ぶり2度目の優勝をかみしめた。フリー145・41点を記録し、合計218・03点。21年末の全日本選手権は4位で22年北京五輪の代表3枠を逃しており、どん底から立ち上がった。

演技後の主な一問一答は以下の通り。

-振り返って

「本当にショート(SP)の時以上に緊張がすごくて、始まる前から涙をこらえていた。4大陸に向けて日本代表として選んでいただいたことをうれしく思って、恥じない演技をショート、フリーともにそろえたい気持ちが強かった。こうやって滑り切れて、観客の皆様、応援してくださる方々のおかげで、ここまでこられたと思っています」

-最後にほどけたスピンは

「緊張で脚がずっと震えていて、脚を最後に替えた時に、自分が乗る位置よりちょっと後ろにいって、ちょっと『うっ』となった。最後までやめずに、片足で耐えたのは良かったけれど、帰っていっぱい練習します」

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-4大陸選手権では4つ(金2つ、銀1つ、銅1つ)のメダルになる。17年の金メダルと違いは

「4つ目のメダルはすごくうれしくて、1(位)、2(位)、3(位)と来ていたので『4(位)にはなりたくない』と思って、すごく頑張って『表彰台の一番上を』と思いました。17年はワクワクしたまま、ショート、フリーを思い切って滑った。今回は金メダルを目指して、プレッシャーを自分にかけていた。一番うれしい、金メダルかなと思います」

-全日本選手権の悔しさは

「最後のスピンだけ悔しいけれど、日本代表として金メダルを持ち帰るのは、うれしくて、全日本の悔しさをはらせたかなと思います」