21年東京五輪女子団体銀メダルの石川佳純(29=全農)が2連敗と苦しんだ。

初戦で平野美宇(21=木下グループ)に0-4で敗れると、第2戦も佐藤瞳(24=ミキハウス)に2-4。いずれも最初の2ゲームを落として流れをつかめず、大きく弾んだ球のスマッシュが決まらない場面では「なんで!」と悔しさを表に出すシーンもあった。

今大会は8人を2組に分け、両組の1位が決勝に進出。同じB組では平野と佐藤が2連勝となっており、各組2位以内のアジア大会(9月、中国・杭州)代表権獲得は絶望的だ。内容については「焦りが全体的に出た。焦って点を取りにいって、イージーミスにつながった」。10日の最終日、以降の戦いに向けて「プレーを楽しむのは、大前提で勝ってこそ。今日みたいな良くない日は反省して、次に生かしたいです」と冷静な口調で言葉を紡いだ。【松本航】

 

◆暫定成績(第1日終了時点)

◇A組

木原美悠(2勝)

伊藤美誠(2勝)

橋本帆乃香(2敗)

加藤美優(2敗)

◇B組

佐藤瞳(2勝)

平野美宇(2勝)

石川佳純(2敗)

南波侑里香(2敗)