初制覇を狙う琉球ゴールデンキングスが初戦を落とした。5季ぶり2度目の優勝を目指す宇都宮ブレックス相手に、第3クオーター(Q)までリードしたものの、最終Qで5-26と突き放された。

エースSG/SF今村佳太(26)は10得点。思うようにスコアは伸ばせなかったものの、自身のシュートのこぼれ球がCクーリー(206センチ、チーム最多17得点)の点につながるなど攻撃をけん引し「もちろん試合が始まった時から自分がファーストオプションで、得点で引っ張っていければ良かったんですけど、直接は結びつかなくてもアタックの気持ちは出せた」と前を向いた。

西地区5連覇も初のファイナル。終盤こそ大差はついたが白熱したゲームを経験し、第2戦に生かす。

「うまく行かない時間帯があった時、回し切れず、個で打開しようとしてボールが停滞してしまった。我慢できなかった。そして宇都宮さんに、いろんな方面からオフェンスを仕掛けられて修正し切れなかった。苦しいスタートにはなりましたけど、誰も成し遂げられなかったゲーム2、ゲーム3を勝っての(逆転)優勝にチャレンジできるのは楽しみだなと。もう1回、明日もチャレンジしたい」とモチベーション高く切り替えた。

桶谷大ヘッドコーチ(HC)も「無理に中をこじ開けようとしすぎたかな」と反省しながら「積み重ねてきたオフェンスコンセプトを、しっかりやらせられるように。40分間、宇都宮さんのディフェンスを受けるのはストレスがかかる。メンタル的にキツいし、タフだけど、乗り越えないと勝てない」と気合を入れた。

第2戦は29日午後4時5分から行われる。