バスケットボール男子は開志国際が昨年インターハイ準Vの帝京長岡に57-55で競り勝ち、3年ぶり4度目の優勝を決めた。55-55で最後はナイジェリア人留学生のCバシール・フアイサル・モハメット(3年)がタップを押し込んだ。
開志国際のボールからゲームを再開し、電光時計が示す残り時間は3秒6。55-55という場面で攻撃機会をゴールに結びつけた。PF武藤俊太朗(3年)のシュートはリングにはじかれたが、Cバシールがリングに押し込む。終了寸前にたぐり寄せた劇的な優勝。ところが、プラン通りの勝利ではなかった。富樫英樹監督(60)は「指示通りではなかった。平良(宗龍=1年)で勝負だった」と明かす。1年生SGはそれだけ指揮官からの信頼は厚かった。
第1クオーター(Q)の2分28秒から平良は途中出場。12-15からの同Q終盤に3点シュートとレイアップを連続で決めて、優位に立った。得点源のSF介川アンソニー翔(3年)が第4Q残り4分59秒に5ファウルで退場したが、コートで動揺は見せない。決勝は17得点。「試合に出してもらって(優勝は)うれしい」と1年生らしく初々しく話した。
平良は沖縄・金城中出身。B1リーグで今季、ファイナルに進出した琉球の下部育ちだ。中3の夏にはトップチームに交じって2週間の練習経験もある。「開志国際は身長が高いメンバーが多いので、ここで練習すれば世界でも戦える」と話す平良は、まずはインターハイで同校18年以来の優勝を狙う。【涌井幹雄】


