男子200メートルバタフライ決勝で、地元の英雄クリシュトフ・ミラク(ハンガリー)が、自身の持つ世界記録を更新する1分50秒34で金メダルを獲得した。東京オリンピック(五輪)に続く圧勝。東京五輪銀メダルの本多灯(20=日大)は3位に入り、今大会の競泳日本勢初のメダルを獲得した。

男子100メートル自由形準決勝は、17歳の新星ダビッド・ポポビッチ(ルーマニア)が世界ジュニア記録の47秒13で1位通過。好タイムで制した200メートル自由形に続く金メダル獲得に向けて勢いをつけた。東京五輪5冠のケーレブ・ドレセル(米国)は棄権した。

男子800メートル自由形決勝は、ボビー・フィンク(米国)がラストスパートを決めて優勝。ウクライナのミハイロ・ロマンチュクは早めの仕掛けで勝負に出たが、惜しくも銅メダルだった。

男子200メートル個人メドレーは、大会初日の400メートル個人メドレーで歴代2位の好記録を出した20歳のレオン・マルシャン(フランス)が1位通過。最後は流しながらも、1分55秒75の好タイムをたたき出した。別の組で1着の瀬戸大也(28=TEAM DAIYA)は全体3位だった。

女子200メートルバタフライ準決勝は、15歳の新鋭サマー・マッキントッシュ(米国)が2分5秒79の世界ジュニア記録で全体1位通過。日本の林希菜(20=イトマンSS)は全体9位、水口知保(20=セントラル目黒)は全体16位でいずれも敗退。

混合400メートルメドレーリレー決勝は米国が圧勝。決勝初進出の日本は7位だった。