テニスの4大大会、今季第3戦のウィンブルドン選手権が27日、英国ロンドン郊外で幕を開ける。4大大会4度の優勝を誇る大坂なおみ(フリー)は左足のアキレス腱(けん)のけがで、錦織圭(ユニクロ)も左股関節のけがのリハビリ中で欠場する。

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日本男子のエースだった錦織は左股関節のけがで、昨年10月のツアーから離脱。トップ100に日本男子がいない現在、日本男子NO.1で世界101位の西岡良仁(26)が再浮上に挑む。20年2月に自己最高の48位に上昇。波に乗っていたところに、コロナ禍が襲った。ツアーは中断。再開してもバブル、PCR検査など「全くツアーが楽しくなかった」。身長170センチと最も小柄な体格で、心身すべてをフル稼働して戦うだけに、気持ちの部分は大きい。1回戦の相手は同49位のルースオブリ(フィンランド)。何とか初戦を突破したい。