体操の日本女子代表が大ピンチだ。10月に開幕する体操の世界選手権(英国リバプール)日本女子代表が5日、オンラインで会見を開催。

4月の全日本個人総合で9年ぶりの高校生女王となり、初代表に選ばれた笠原有彩(18=レジックスポーツ)が、2日の合宿中に、跳馬で左ひざ十字靱帯(じんたい)を痛めたことが発表された。田中光女子強化本部長は、「腫れがある。今は足を使わないように、段違い平行棒にぶら下がったり」の状態で、6日に検査の詳細が分かるという。

女子は、村上茉愛、寺本明日香、杉原愛子ら、トップ選手が軒並みに引退。今回の世界選手権代表は5人全員初代表というフレッシュな顔ぶれだ。逆に言えば、経験が不足しており、NHK杯個人総合優勝の宮田笙子(18)とともに得点源の笠原のケガは痛い。ケガの箇所が箇所だけに、演技には大きな負荷が伴う。もし笠原が外れた場合は、補欠の渡部葉月が正代表となる。