連覇を狙う静岡聖光学院は24-12で浜松工を退け、9年連続のファイナル進出。フルバックの立山一希(3年)がキックで14点を挙げ、立役者となった。4年連続同一カードとなった決勝は、13日午後1時半から袋井・エコパスタジアムで行われる。

静岡聖光学院FB立山の「足」が輝きを放った。7点を先制後、前半21、23、27分と3本連続でペナルティーゴールを成功させた。「直前にトライを狙って失敗したので切り替えた。1点でも多く取っておきたかった」。9点のリードを保って前半を折り返した。

浜松工には、昨年の準決勝でも24-10と苦戦。立山は「今回も接戦になると思った」と明かす。戦前の予想通り、お互いに奪ったトライは2。苦しい展開の中、前半に下した「判断」が結果的に勝敗を分けた。「リードがあったことがプラスになったと思う。ホッとした」。試合後は、胸をなで下ろした。

アイルランド代表のジョナサン・セクストン(37)や元日本代表の五郎丸歩氏(36)を参考にキックを磨いてきた。夏前からは「足がスパイクにフィットして踏ん張りが利く」と、5本指ソックスも着用。武器は安定感を増し、この日はチーム最多の14得点。文字通り、勝利に導いた。

2年連続の頂点まで、あと1勝。東海大静岡翔洋との頂上決戦を見据え、立山は「今日は攻撃の判断ミスもあり、キックも最後の2本は決めきれなかった。100点ではない」と反省も忘れず、口元を引き締めた。