第3戦フランス杯6位の河辺愛菜(18=愛知・中京大中京高)が、勝負の全日本選手権(12月、大阪)へ弾みをつける。

フリー「Drowning」をかけての通しでは、3回転ルッツ-3回転トーループ-2回転トーループの3連続ジャンプなどを着氷。最終盤はサルコーで転倒するミスもあったが「ルッツは軸を外すことが少なくなった。自分の中で悪いときは『これができていない』とはっきりしてきた」と手応えが生まれてきた。

フランス杯後はフリーに重点を置いて、練習を積んできたという。全日本選手権は23年2月の4大陸選手権(米コロラドスプリングス)、3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)などの代表選考の場となる。大切な舞台を見据えて「とにかくフリーを、全日本では不安がないようにしたいです」と自信を育む。(エスポー=松本航)