ジュニアグランプリ(GP)ファイナルに出場した吉田陽菜(17=木下アカデミー)が、シニアで培った経験値を生かす。

前週にイタリアから帰国し、ひと息つく間もなく臨む大舞台。今季は海外ではジュニア、国内ではシニアとして活動してきた。10月下旬の西日本選手権でもショートプログラム(SP)からトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を入れるシニアの構成で成功させており「ショートでトリプルアクセルを入れる。1年間やってきたことを出して、思い切って滑りたいです」と意気込んだ。

ジュニアGPファイナルは158・30点で、出場した6人の最下位。悔しさから落ち込んだというが、所属先で指導を受けるジスラン・ブリアン・コーチから「この全日本は自分のために」と言葉を授かり、前向きな気持ちで大舞台に臨む。SPは22日、フリーは24日に行われる。【松本航】