日本スケート連盟は22日、フィギュアスケートの全日本選手権(22日開幕、大阪・東和薬品ラクタブドーム)に出場予定だったペアの三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)の欠場を発表した。

練習拠点であるカナダ・トロント、経由地だったバンクーバー発のフライトの大幅な遅延、ロストバゲージが理由。愛称「りくりゅう」の2人は、12月のグランプリ(GP)ファイナル(イタリア・トリノ)で初優勝を飾った。3年ぶりの全日本選手権に向けて準備をしてきたが、思わぬアクシデントに見舞われた。

この日、パーカ姿の2人は試合会場で取材に応じた。本来であれば20日に帰国する予定だったが、帰国は22日午前0時ごろ、大阪入りは朝にずれこんだ。三浦は衣装、木原は靴と衣装が届かない荷物に含まれており、木原は「マッサージの機械だけしかない」と苦笑い。仮に靴が届いたとしても練習ができていないためリフト時の危険性もあり「皆さんの前で演技をしたい思いが強かった。気持ちの整理がつかない」と複雑な表情で心境を明かした。【松本航】

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