日本スケート連盟は22日、フィギュアスケートの全日本選手権(22日開幕、大阪・東和薬品ラクタブドーム)に出場予定だったペアの三浦璃来(21)、木原龍一(30)組(木下グループ)の欠場を発表した。

練習拠点であるカナダ・トロント、経由地だったバンクーバー発のフライトの大幅な遅延、ロストバゲージが理由。今大会は世界選手権(23年3月、さいたまスーパーアリーナ)の最終選考会となっており、同選手権に出るためには全日本選手権への参加が必須と定められている。

だが、三浦、木原組は22年世界選手権(フランス・モンペリエ)で2位に入っており、出場の可能性が残っている。

◆ペアの世界選手権・派遣選手選考基準(日本スケート連盟が9月1日発表)

以下のいずれかを満たす組から総合的に判断して選考する。

〈A〉全日本選手権大会優勝組、2位、3位の組

〈B〉全日本選手権大会終了時点でのISU(国際スケート連盟)ワールドスタンディング最上位組

〈C〉全日本選手権大会終了時点でのISUシーズンベストスコアの最上位組

※最終選考会である全日本選手権大会への参加は必須である(補欠の選考はこれに限らない)。ただし、過去に世界選手権大会3位以内に入賞した実績のある選手が、けが等のやむを得ない理由で全日本選手権大会へ参加できなかった場合、不参加の理由となったけが等の事情の発生前における同選手の成績を上記選考基準に照らして評価し、世界選手権大会時の状態を見通しつつ、選考することがある。